全身脱毛と永久脱毛

永久脱毛の料金はどれぐらいでしょうか。

 もっとも有名な湘南美容外科の場合、ホームページで見ると全身脱毛の料金は435,370円(税込)でした。標準的な脱毛サロンの月額料金が税込で10,000円とすると43~44ヶ月分。約3.5年です。

 脱毛サロンの標準的な継続期間が2~3年なので、やはり医療脱毛の方がトータルコストがかかるのは事実のようです。逆に2年間、脱毛サロンに通った場合との金額差を見ると435,370-240,000=195,370円。随分大きな金額となります。

 この金額差は医療機関で受けられる安心感や通う回数の少なさ、脱毛効果の確実性としてだけでは、ちょっと大きいと私は思います。しかし、万が一脱毛サロンで完了したあと、数年して再生してしまったらどうでしょう。もう一度通うことを考えれば医療脱毛の方がメリットがありますよね。

 そこで、脱毛サロンだと毛が再生してしまうのかが気になるところです。実際には「元にもどった」という話は聞いたことがありません。そのかわり、「産毛が生えてくるようになった」という事例は多く見受けれらます。それでも脱毛前の状態に比べれば気にするほどでは無く、改めて脱毛に通う必要性を感じていない人が多いようでした。

 無毛のツルツルを維持継続したいのなら、医療脱毛が確実です。一方、料金や店舗の立地の良さなど、脱毛サロンにもメリットがあります。産毛程度の再生なら気にしない方であればサロンも十分に選択肢になりえるでしょう。

全身脱毛を医療で

医療脱毛とサロンの脱毛の大きな違いは機械の出力です。厚生労働省の通達で強い脱毛効果を得るほどのダメージを毛根に与えるのは医療行為とされています。これにより言葉でも「永久脱毛」と呼ばれるものは、医療レーザーを使っての脱毛を指すようになり、基本的にサロンで行なわれている脱毛には「永久脱毛」との表現は使われていません。

 良く比較される医療脱毛とサロン脱毛。サロンの広告宣伝が目立ち、医療系は敬遠されているイメージがあるかもしれませんが、どちらも長所短所があり、多くの方に利用されています。

 医療脱毛のメリットは、威力があり1回の照射での効果が大きいこと。サロンでの光脱毛に比べ脱毛完了までに通う回数が約半分で済むので、何度も通えないという方に向いています。もちろん医療機関という安心感が第一にあります。万一の肌トラブルに即座に対応いただけるのも大きなメリットですね。

 一方で医療脱毛が敬遠される理由が価格。特に1回あたりの金額でサロンと比較してしまうと、その差は歴然。ただし、1回の効果が違うのですからコレは正しい比較とは言えませんよね。脱毛完了までの総費用での比較が正しい比較になりますが、やはりサロンのそれと比べると十分高額になっています。

 もう一つ、医療用レーザーは出力が大きい分、痛みを感じやすいという特徴があります。感じ方は個人差があるので、どれぐらいとの表現は難しいので、医療脱毛をお考えの方はお試しができないか相談してみてください。痛みに耐えられないと感じたらサロンを試すか、医療脱毛なら麻酔クリームを使うという方法があります。悩む前に相談するのが解決の早道ですね。

全身脱毛の料金

以前調べたTBCの永久脱毛。これはTBCスーパー脱毛コースでしか体験できないようです。スーパーコースは1本108円~143円の料金設定。全身やったらいくらかかるかとかサッパリ分かりません。

 なので、全身脱毛をしたい場合はTBCライト脱毛の「全身脱毛プラン」の選択になるのでしょうね。こちらはSパーツ、Lパーツから各12部位ずつを選び、全部24部位のコースです。明記はありませんが、スーパーコースと区別されているので、こちらは永久脱毛とは呼ばない一般のサロンと同様の器具を使用していると想像されます。

 コース料金は標準的な6回コースで176,100円+消費税14,088円の合計190,188円。かなり高額ですが、コレだけでは終わりません。アフターケアが別料金になります。

 Sパーツが1回500円、Lパーツが1回1,000円。全身1回をSパーツとLパーツの2回に分けて行ったとして、全身6回にアフターケア料金もそれぞれ6回分。

 (500円+1000円)x6回=9,000円。おっと税別なので税込みだと9,720円

 TBCの全身脱毛の総額料金は最低でも190,188+9,720=199,908円
 約20万円にもなるんですね。